当院の治療法

オーソモレキュラー療法

オーソモレキュラー療法は、ノーベル化学賞・平和賞を受賞されたライナス・ポーリング博士が提唱した、『生体内にあるべき分子（molecule）を至適濃度に保つ（ortho）ために充分な栄養素を摂取することによって生体機能が向上し、自然治癒力が高まる』という「分子整合栄養医学」に基づいた治療法です。

この治療法はただ単に栄養素の欠乏症や消耗を補う従来の栄養療法とは違い、生体にもともと存在する分子（栄養素）を積極的かつ十分量摂取することで、消化機能や代謝機能、自律神経、ホルモンや脳内物質など、細胞や組織の機能を整え最適化し、病態の改善を目指しています。

様々なストレスを抱えていたり、食生活が満たれがちな現代人は「潜在的な栄養不足」にさらされているとも言われています。まさにオーソモレキュラー療法が有効な状態とも言えます。

慢性疲労や生活習慣病、アレルギー疾患や皮膚疾患、うつ病やパニック障害、月経前症候群や更年期障害、不妊症、認知症、ガンなどの治療に至るまで、オーソモレキュラー療法は広く海外でも実践されています。

当院ではオーソモレキュラー療法の考え方を元に、必要なサプリメントを摂り入れて頂くだけでなく、日々の食生活の見直しにも力を入れております。症状が出てから治す対症療法だけでなく、体質改善や病気にならない体づくり、人間が生まれながらにして持つ「自己治癒力」を整えることを目指します。

サプリメントについて

当院では医師が患者さんお一人お一人の症状や生活習慣、性格などをもとに現在の状態をWWC（ウィンドウェブチェック）という診察法で分析するとともに、栄養状態、代謝状態等を様々な検査も行い確認しています。

その結果をもとに医師がその方の状態に必要と判断した栄養素の種類と量を判断し、医療機関で取り扱えるサプリメントを使用して治療を行います。

アメリカ等の諸外国ではドラックストアやインターネット経由でサプリメントを購入することもできますが、当院で扱っているサプリメントは、医師や専門家が扱うことができるメディカルユースのものになります。また、サプリメントは化学合成されたものではなく、できるだけ自然に近い形で効果的に作用するものを厳選するように努めております。

当院では中医学の診断法に加え、WWCを用いた診断法を行うことで、病気や不調の原因を五臓六腑の虚実や気血水のバランスの乱れとしてとらえ、それを整える漢方薬を処方します。

急性期にも慢性期にも有効です。症状改善のみならず体質改善も目指します。オーソモレキュラー療法、ホメオパシー療法などと組み合わせることで、病気になりにくい体づくりをすることもできます。

ホメオパシー療法は「同種療法」とも呼ばれ、今から200年以上前にドイツ人医師サミュエル・ハーネマンによって体系化されました。現在世界の80カ国以上で用いられている世界保健機関（WHO）が認める補完・代替医療（CAM）です。

健康な人が摂取すると何かしらの症状を表す原因物質を、限りなく希釈とバイブレーション（振とう）を加えて作ったレメディという形で、同じ症状を元々持っている患者さんに摂取していただきます。そうすることで患者さんの身体に本来備わっている自己治癒過程に働きかけることができ、自らの力で心身のバランスを整える治療法です。

一般的に行われているホメオパシーの診察法は、患者さんが自覚している症状や性格、嗜好を元にレパートリゼーションを行い、レメディを同定していく方法です。当院で行っているWWC（ウィンドウェブチェック）を用いた診察法では、患者さんが自覚されていない身体の特徴や体質、病気の深さや勢いなどの状態も生体エネルギー（気）の流れとして検出することができます。

ホメオパシー薬（レメディ）について

現在では3000種類以上あり、その原材料の約65％が植物由来でそのほかは動物、鉱物などです。レメディは原材料を身体の害のないレベルまで希釈して作られますので一般的には副反応の問題はありませんが、自己治癒過程に働きかける療法なので、現在の心身の状態とレメディ自体が持っている効力のバランスが合致しない場合、アグラベーションやプルービングといわれる反応が起こる場合がありますので注意が必要です。

アグラベーションは直訳すると“悪化反応“で、治癒過程で一時的に症状が悪化したように感じる反応です。この反応が起きた場合、時間経過とともに以前の症状より好転してくるので一般的には”好転反応“といわれることもありますが、一時的でも症状の悪化は避けたいものです。この反応はレメディの働きかけで一時的に自己治癒力が過剰に動いた状態だと考えられます。当院では自己治癒力とレメディの強さ（ポーテンシー）をWWCという診断法でバランスをとることで、一時的といえどもアグラベーションを起こさないような処方を行っています。

また、プルービングはレメディが持っている薬効自体（レメディが有効な症状）が患者さんの症状と合致していない場合に起こるものです。

セルフケアでホメオパシーレメディを使用される場合、思わぬ症状の悪化を全て「好転反応」と称していることも散見されますが、当院では一般的に言われる「好転反応」に含まれるアグラベーションもプルービングも起こさないよう努めています。

ホメオパシーが有効な状態

ホメオパシーは精神的な問題だけでなく、さまざまな身体的症状、体質改善にも有効に作用します。オーソモレキュラー療法や漢方治療を併用することで、より有効に自己治癒力に働きかけることができます。医薬品、漢方薬やサプリメントが飲みづらいお子様などには特にお勧めです。

ただし、診察の結果ホメオパシーが有効に作用しないと判断した場合や、他の医薬品やサプリメントを優先または併用した方がいい場合などは、医学的治療または他の代替療法をお勧めする場合もあります。なお、ホメオパシーは予防注射の代わりにはなりません。

デトックス

バイオレゾナンス的考え方で、本来体に備わっている治る力を滞らせる体の汚れを排出して自然治癒力の向上を図ります。代謝を上げ排泄を促進する作用のある漢方、サプリメント、イオンデトックスを使います。

フラワーエッセンス

Drバッチのフラワーエッセンスを使います。ホメオパシーレメディより気のレベル、精神的問題解決に有効に作用します。

その他の療法

現在の医療の考え方とは違う方法（グラビトン）で病気の原因を究明する方法も研究しています。
詳しくは株式会社ビッグクランチまでお問い合わせください。